板付遺跡公園のガイド 〜その2〜
板付遺跡公園は、ビルやマンション、住居の立ち並ぶ中にポッカリと
あいた古代への異空間の世界です。
環濠をまたぐ陸橋を渡り、一歩中にはいると、かや葺きの竪穴住居が復元されており、
弥生人たちの暮らしが偲ばれます。
ムラの左奥に一本の木がたっており、きっと弥生人たちがくつろぐ木陰となった
ことでしょう。
残念なことに最近、現代の不心得もののしわざで、竪穴住居が一棟焼失しており、
その場所は穴を埋めて砂場のようになっていました。
公園の管理人の方から聞いた話では、閉園直後をみはからって誰かがつけ火を
したようです。
一棟つくるのに数百万円はかかる為に、福岡市の予算がとれずに、やむおえず穴埋め
をしたそうです。
かけがえのない大切な施設を、いかにみんなで守るか。
かなしい現実です!
板付遺跡公園の復元された竪穴住居群
ムラの左手にたつ一本の木。
そのうしろには、木を取り囲むように竪穴住居が数棟たっています。す!
ムラの右手にも、大小の竪穴住居があります。
少し近づいて、前から見た竪穴住居です。
こんどは、左横から見た竪穴住居です。
まるい砂地のような部分が、焼失した竪穴住居跡です。
穴をそのままにしていると、雨水がたまって子どもたちが危ないので埋められた
そうです。
この竪穴住居は普通のものと比べると、かなり小さいです。
どういう目的のものなのでしょうか?
この竪穴は骨組みだけでした。
作る途中を見せる為のものなのか、それともなにか他の目的に使うものなのか???
解説してくれる案内板があると便利なんですが・・・。
さらに近づいて、竪穴住居の中をお見せします。
トビラが閉まっていますので、すきまから撮影しました。
このため池は何か?と思いましたが、これも竪穴住居の跡かもしれません。
それとも、生活用水の為のものか?
Copyright (C) 2007 弥生のムラ 板付遺跡を歩く All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。